ウェブサイト(ホームページ)を作ったものの、担当者が辞めてしまって全く更新できない。自分達にはウェブサイトを更新する知識がない。と言った話はよく聞きます。また、ウェブサイトの更新してくれていた業者が倒産してしまった。月々の更新費用が馬鹿にならないという話しもよくあります。

ブログのように自分でウェブサイトを更新することはできないのか、そうやって調べてみたところCMSというものにたどり着くわけです。これを使えば、自分達で更新できそうだ。今度のリニューアルの時にはこのCMSを導入しようということになります。ところで、このCMS、何ができて、なにができないのでしょうか?

CMSでできること

CMSとはコンテンツマネージメントシステムの略。その名の通りウェブサイトのコンテンツ(情報)を管理するソフトです。無料のものから1000万近いものまでいろいろありますが、基本的な構成は似ています。コンテンツを格納するデータベースと、コンテンツを事前に作ったレイアウトで配信するテンプレートの2つで構成されています。ブログソフトもCMSの1つです。

CMSでは、HTML/CSSを使う事なく、適切な階層に、記事を投稿して公開することができます。その時に文字の大きさや色、写真の投稿と表示位置、内部や外部ページへのリンクなどを追加できる様になっているものもあります。

さらに、企業向けCMSとなると、記事の下書きを上長に確認してもらい、公開承認をとるワークフロー機能や、PDFやWordを含めたサイト内の全文検索機能、予約した日時に公開し、期限がきたら非公開にするなどの機能がついている場合が多く見られます。

CMSでできないこと

さて、ここからが本題です。CMSでできないことを、できると期待してがっかりするケースがよくあります。CMSは決して魔法の杖ではありません。できない事をしっかり確認して、体制を作る必要があります。

よく間違うのは次のような事です。

CMSでウェブサイトのデザインはできない

CMSはデザインソフトではありません。あくまでも事前に作ったデザインをテンプレートに加工して、同じようなデザインのページを量産するものです。このページだけ右カラムをなくしたいといったようなことはできません。Dreamweaverでもホームページ・ビルダーでもないのです。

小規模サイト向けのCMSの一部に、デザインを編集できるものがありますが、それも既成のレイアウトを加工する範囲のもの、まっさらな状態から自由にデザインできるCMSはお目にかかったことがありません。あったとしてもデザインセンスまでついてくる訳ではないでしょう。

CMSで画像の加工はできない

これも一部のCMSで、画像の投稿時にトリミング等が可能なものもできてきましたが、色調補正と言った本格的な画像加工は、やはり別のソフトを使ったほうが品質のよいものができます。画像加工ソフトの入手と基本的な操作は覚えておいて損はないでしょう。

CMSはコンテンツを書いてくれない

冗談のようですが、一番大切なことです。CMSを導入し、せっかく自分達で更新できるようになったのに、更新したのは住所の変更だけではもったいないです。これを機会にオウンドメディアにチャレンジするなど、CMSを生かした運営を考える必要があります。

大切なのはコンテンツ

星の数ほどあるCMSソフトウエアですが、そこに掲載するコンテンツがなければ、導入した意味がありません。どのようなコンテンツをどのくらいの頻度で更新してゆくのかが決まれば、自ずと必要な機能をもつ自分達にあったCMSソフトウエアも絞り込むことができます。

ウェブサイトは更新してこそ意味があるもの。CMSの導入をきっかけに、どんなコンテンツが発信できるか、今一度考えてみませんか?

(担当:小山智久)

キゴウラボでは、CMSをつかったウェブサイトの構築をお受けしています。コーポレートサイトから、オウンドメディアまで様々なサイトをご提供しています。ぜひご相談ください。