がんばった甲斐もあってウェブサイト(ホームページ)ができた…。でもそれだけでは誰も見てくれません。ウェブサイトは公開してからが本番です。今回は、ウェブサイトにどうやってユーザー(読者)を誘導したらよいかを考えてみました。
新規に作った作った場合を想定して記事を書いていますが、リニューアル時も同様です。
1.名刺にURLを印刷する
まずは会った人に見てもらいましょう。名刺にウェブサイトのURLは印刷されていますか?されてなかったら、早速付け加えましょう。名刺交換した人は、必ず相手先を知るためにウェブサイトを見るものです。
2.チラシやパンフレットにURLを印刷する
名刺と異なり、知らない人(潜在顧客)の手にもわたるモノですから、ウェブサイトの存在を知らせるのは重要です。紙メディアはどうしても掲載できる情報量に上限がありますから、それを保管する意味でもウェブサイトは役立ちます。「詳しくはウェブで」です。
3.過去に名刺交換した人にメールを送る
現在進行形でお付き合いしているお客様はもちろん、ご無沙汰している方、商談が立ち消えになった方など、名刺入れのなかで埋没している名刺を棚卸しし、メールアドレスを整理して、ウェブサイトを作った旨をおくりましょう。これを機会にメルマガを発行してもよいかもしれません。
4.ダイレクトメールを送る
ウェブサイトを作ったので、記念に割引セールをやります。といったような内容でもDMは作れると思います。要は日頃の宣伝に追加して、ウェブサイトのURLを認知してもらえるような広告を折り込むことです。問題はDMを送る顧客リストが整備されているかという点です。
5.FAXDMを送る
業者からリストを買い、A4一枚の原稿をファックスで一斉送付してもらう方法です。比較的低コストで可能なので広告をばらまくのには最適ですが、受け取る側も広告はそのまま見ずにゴミ箱行きにしている会社もあり、反応は一概によいとはいえません。ただウェブサイトを作った作ったよ、URLはこちら、見に来てねというのはめずらしいので、興味本位のアクセスアップには役立つかもしれません。
6.セミナーや展示会で紹介する
定期的にセミナーを開催していて、すでに集客ができているのであれば、そのセミナーの席でウェブサイトを作った旨を紹介しましょう。セミナーで使った資料類をウェブサイトからダウンロードできるようにするなどすれば、確実にウェブサイトを訪問してくれます。同様に展示会でもホームページの紹介は可能です。配布する資料、交換する名刺にウェブサイトのURLが記載されていたら、アクセスしてくれる可能性はあります。
7.SNSにウェブサイトを作ったことを投稿する
TwitterやFacebookに、ウェブサイトを作った旨とURLを投稿しましょう。その時、どこにこだわって作ったかなど、ちょっとしたコメントを添えると宣伝くささもなく効果的です。運良くリツィートやシェアなどをしてもらえると(そのようにお願いしましょう)情報が拡散されて効果的です。
8.リスティング広告(検索連動型広告)をうつ
ネット広告の王道です。Googleなどで検索結果の上にでているやつです。自社がどのような検索キーワードで検索されているかを考え、そのキーワードで検索されたとき表示されるようにします。あまり有名なキーワード(ビックワード)だと、競合が多く広告単価も高いので、ニッチなキーワード(スモールワード)を狙うとよいでしょう。
9.SEO対策をする
ウェブサイト制作時にすでに主要な内部施策は施しているかと思いますが、今一度SEO対策を確認しましょう。サイトマップXMLを発行しているか、主要なページには検索キーワードが含まれているか、再度確認しましょう。
10.プレスリリースをうつ
ウェブサイトを立ち上げた(リニューアルした)だけではニュースにならないですが、そこになにか一工夫してニュースになる要素があれば、プレスリリースから大手ニュースサイトに掲載さえ、リンクされる可能性はあります。ヤフーニュースなどに取り上げられれば、アクセス数はうなぎ登りになるでしょう。
比較的短期間で効果のありそうな施策をまとめてみましたが、その分、一過性で終わるであろうものも含まれています。さらに、中小企業には予算的に厳しいかと思い上げませんでしたが、テレビCMや新聞広告といったものも、まだまだ効果があります。予算的にむつかしければ、折り込みチラシや、YouTubeに投稿して、SNSでシェアするという手もあります。動画の効果は絶大です。
いずれにせよ、継続的にウェブサイトへ訪問してもらうために、サイトの更新は不可欠。オウンドメディアを始めることで、サイトの情報を増やし広告にたよらず、顧客との関係を維持していくことが必要となるでしょう。
(担当:小山智久)