SDGsアドバイザー

対前年度比で成長を余儀なくされる資本主義は、環境への影響を考えると、もう無理ゲーだと思います。9割の社会問題はビジネスで解決できると言う本がベストセラーになるように、これからの企業の存在価値は、社会問題の解決にあると思います。

SDGsアドバイザーはわたしたちにとっても挑戦でもあります。まだ全ての目標とターゲットを理解しているわけではありません。お客様と共に考え、できることを表明して、企業活動の一環にするお手伝いをしたいと思っています。

SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)は、2015年9月の国連サミットで採択され、2030年までの15年で達成するための持続可能な社会を実現するための開発目標です。17の大きな目標と、169のターゲットで構成されています。地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことが目標です。

この目標のなかで、どれが自社のビジネスとマッチするかを考え、具体的にどの様な行動をとれるかを計画します。それをホームページで表明し、日々の経営で実行していきます。

SDGsが持続可能といっているのは、地球環境が持続可能であることを意味しますが、わたしは企業の存続自体が持続可能であることも同時に重要だと思います。なので、たんに余剰利益をSDGs活動につかうのではなく、SDGsにコミットすることが、最終的に企業の利益にもつながり、企業の持続可能性も実現仕組みにしなければなりません。

少し前に大企業のあいだではやった、CSR活動「Corporate Social Responsibility(企業の社会的責任)」がいわば「社会をよくするためのボランティア」なのに対し、SDGsは「ビジネスを用いて社会をよくしよう」という考え方です。すなわちCSRとの違いは、あえて誤解を踏まえて言えば、SDGsは実践すれば儲かる、ということです。NPOより社会企業家に注目が集まっているのもその理由です。

大企業が余剰利益で社会貢献をするのではなく、中小企業・小規模事業者も身の丈にあった活動をすることが大切です。

弊社の取り組み

弊社は、SDGsの1.貧困をなくそう、4.質の高い教育をみんなに、5.ジェンダー平等を実現しようの3つにコミットしてます。1番気になるのは、親の貧困により、子供が教育をうけられず、貧困が連鎖すること。これが日本社会では重要な解決課題だとおもってます。

さらにジェンダー平等は、いまだ不当な扱いをされているアフリカの女性への支援はもとより、教育を満足にうけられない女の子へのサポート、またわたしが当事者でもあることからLGBTQ+への正しい理解と教育、法環境の整備に協力したいです。

たとえば、目標5:ジェンダー平等を実現しようには、主にアフリカにおけるFGM(女性器切除)とった問題を具体的に挙げる一方、LGBTsに関する記述は一切ありません。なぜなら、前者は、行われてる国でも違法行為である一方、LGBTsでいうところの、同性愛や異性装も違法行為である国(約35ヶ国)があるからです。

次ぎの注意点は、国連で加盟国の全会一致を得るためには、各国の最大公約数として実現可能なものになっているという事なのです。

これらに注意して、SDGsを額面通りに受け取るのではなく、その底辺にながれる思想をきちんと理解して自社の継続と持続可能な社会の実現との接点を考える事こそ重要だとおもいます。

とはいえ、小さな会社 余剰な利益があるわけでもなく、支援をすることには限界があります。

今、実行してるのは、ハチドリ電力という100%自然エネルギーで発電している電力会社と契約を結び、自宅兼オフィスの電力はすべてエコエネルギーにしたこと。

さらに、ハチドリ電力のプログラムで、電気代の一部を、自分が選んだ支援団体に寄付をしていること、そこには貧困家庭の子供への無償塾や、LGBTQ+支援団体が含まれています。

また、アムネスティインターナショナルの正会員になり、差別や暴力、死刑といった社会問題に署名で協力しながら、毎月少額ながら寄付をしています。

もうひとつは、途上国の女の子にたいして、低年齢での結婚や差別、虐待、教育を受けさせてもらえないといった女性特有の迫害にたして、支援活動をおこなっている団体に対して毎月寄付をしています。これは、5.ジェンダー平等にも関連する活動です。

ただ、こういった寄付活動より、本来なら事業活動そのものが支援になっているほうが理想的です。

そこでまず考えたのは、SDGs割引きです。SDGsにコミットして、ウェブサイトにその旨を表明し、実践して頂ける会社様には、弊社のアドバイス、制作料金を10%割引きします。たいした額にはならないですが、こういうことを一歩にしてSDGsが広まればいいなと思ってます。

前出のCSRではないですが、SDGsもバズワードの1つでしかなく、あと3年もすればブームはさるよねという言葉も聞かれます。たしかにそれは事実でしょう。ただ、持続可能な社会をつくらないといけないのは事実です。コンビニのレジ袋が消えて、みんながエコバックをもつようになったように、社会は確実に変化しています。

その変化に対応できない企業は、その企業そのものの持続可能性も怪しくなります。その意味でも利益のでるSDGsを共に考えて見ませんか?

サービス内容

わたしども自身が取り組みを初めて、学んでいるところですので、基本的に一方的になにかを伝えるのではなく、ともに学び、考えるという姿勢でおこないます。

  • SDGsの概要についてのご説明
  • 17個の目標のうち、御社の事業にとっても貢献し、社会にも役立つものを探す
  • ウェブサイト、SNSでの目標表明のお手伝い
  • 実戦プログラムの立案と、そのフォローアップ

費用

SDGsに関するセミナーだけなのか、その後の目標設定とウェブサイトの更新作業まで含むのかにもよりますので、ご相談しながら費用を決めたいと考えていますが、サービス内容すべてを行った場合の費用感は以下の通りです。ただし企業規模等によってご相談に乗ります。

アドバイス料金:36万〜(ウェブページを全面リニューアルする場合は別途相談)

ご相談

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