コンテンツを発掘する6つの記事の型

オウンドメディアで苦労するのは、記事のネタだしと執筆です。しかしコンテンツを質、量ともに高く発信していくためには、それが可能になる仕組みが大切です。その仕組みとはコンテンツの型を覚えること。型に当てはめることで、記事のネタだしとその後の執筆が楽になります。

海外のブログで、「A Blog Content Planning Guide and Editorial Calendar (For 2013) 」という記事が公開されました(現在はリンク切れ)。そこでは、「6つの型に分類されたコンテンツの作成ガイド」というのが掲載されていました。その記事を翻訳された方がいらっしゃったので、その記事を参考に、個人的に有効と思われるものを取り上げていきたいと思います。記事の解説は私の意訳で、各項目は参考サイトからの引用です。太字は翻訳された方が有効と思ったものを太字にされていたものを、私の意見も加えて再編集しました。

6つの型とは

  1. ハウツー
  2. レビュー
  3. 専門家へのインタビュー
  4. ケーススタディ
  5. ニュース
  6. 意見・深堀り

です。それぞれの型について簡単な解説とともに、事例をあげてゆきたいとおもいます。

1.ハウツー

読者が問題を解決したり、新しいレベルに達したりするのを助ける記事です。他の型にくらべてメインのコンテンツにすることをオススメします。ハウツーには具体的に以下の型があります。

  1. 動画
  2. リストアップ(Tipsやハウツーのリスト)
  3. コンテストやクイズ
  4. 連載記事
  5. よくある失敗
  6. よく質問されること
  7. 最も人気のある○○の使い方
  8. Tipsや小技
  9. おすすめの情報源
  10. チェックリスト
  11. チートシート(早見表)
  12. 学んだことを議論

2.レビュー

書籍、製品、サービス、ウェブサイト、研究、調査などへの客観的意見は、読者を巻き込むのにすぐれた記事です。

  1. 書籍のレビュー、感想
  2. 書籍の中心テーマについての解説
  3. 調査結果に対する深掘りや仮説など
  4. 世論調査に対する深掘りや仮説など
  5. 最も人気のある○○のレビュー
  6. 何かに対する分析

3.専門家へのインタビュー

読者にとって興味のあるジャンルの、専門家へのインタビューは、興味を引く記事になります。

  1. イベントなどの動画レポート
  2. 専門家にゲスト投稿してもらう
  3. インタビューをしてテープ起こしする
  4. インタビューを編集して音声として流す
  5. 3と4のハイブリッド

4.ケーススタディ

読者が興味をもつ業界の成功事例を提供することです。読者の製品やサービスの成功事例を紹介するわけではありません。

  1. どのようにして企業や個人が何かを乗り越えたのか、その過程
  2. ワンランク上がるため、成長するためにはどうしたらいいか
  3. 1や2をビデオで作る
  4. 1や2を文字+写真で(スライドショーのように)作る

5.ニュース

最近の業界動向や出来事、トレンドについて、読者は興味を持っていると思います。できるだけ他者より早く配信できれば、効果的です。

  1. 注目されているニュースに乗っかる
  2. ある問題や転換点、挑戦などへのコメント
  3. 新しいことやニュースを自ら発信する
  4. 週間業界サマリー
  5. イベントレポート、サマリー
  6. 将来の予測
  7. 業界のニュース

6.意見・深掘り

業界の慣習に対する反対意見や、異なった視点をともなった記事は、読者の興味をそそります。

  1. 業界のリーダーとしてのアイディアや視点を述べる
  2. 反対意見の提示
  3. 驚いたこと、感動したことについて述べる
  4. 特定のできごとについてのコメント
  5. 何かを比較し対比する
  6. 今は通じないよくある「思い込み」
  7. 何かの「ダークサイド」を語る
  8. 何かの問題について、どこにギャップがあるか、そしてその解決策を提示する
  9. ある出来事に詳しい立場からの意見(○○だけど質問ある?

以上です。事例をすべてあげると少々冗長ですが、基本の6つの型と使えそうな事例だけ覚えておけば、記事のネタを考えたり、記事を書いたりするのに参考になると思います。

参考サイト:コンテンツの「ネタを出す仕組み」と「型」を先に押さえておく(ラウンドナップ・コンサルティング)

(担当:小山智久)

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