Facebookページというのをご存じでしょうか?会社やお店、団体などのPRのための特別なページのことをいいます。誰でも作れて、友達申請がなく、いいねを押してくれた人はファンとして扱われます。Facebookページに投稿した内容は、ファンのニュースフィードに表示され、投稿をFaceook広告で告知することができます。Facebookページは、Facebookページにログインして無くても閲覧することができるなど、個人ページとは仕様が異なります。このFacebookページを活用してみようというのが、今回の記事の内容です。
Facebookページ、3つの使い方
Facebookページの使い方ですが、次の3つの使い方をしている所が多いと思います。
- ブログ、オウンドメディアの記事紹介のため
- 独自の記事を投稿して、Facebookユーザーから新たなファンを作るため
- 外部サイトにタイムラインを埋め込める事ができるのを利用して、お知らせなどの更新を簡単にするため
ひとつひとつ、解説してみましょう。
ブログ、オウンドメディアの記事紹介のため
恐らく一番を多い使われ方が、ブログ、オウンドメディアの記事紹介のためです。SNSからのアクセスを増やすため、記事の紹介文とURLを、タイムラインに投稿します。
重要なのはOGPの設定、とくにOGPイメージがきちんと設定されているかどうか。適切に設定されていれば、タイムラインにもOGPイメージが表示されます。画像のあるなしで、アクセス数は変わりますので、特に重要です。
投稿をクリックすれば、紹介されているサイトに飛んで、記事が読めるという流れですので、集客にはもってこいです。ブログ・オウンドメディアから情報を発信しているなら作らない理由は無いと思います。
独自の記事を投稿して、Facebookユーザーから新たなファンを作るため
Facebookユーザーから、新たなファンを獲得して、マーケティングに生かそうとするパターンです。既存サイトとの連携はあえてせず、Facebookユーザー限定の情報を発信してお得感を演出します。
オウンドメディアをFacebook内でやっているようなものですが、文章量が400字から800字程度と短いものとなるため、原稿作成のコストはかかりません。記事の配信もFacobookがいいねをしたファンはもちろん、そうではない未知のユーザーに対してもリーチをしてくれますから、検索でも捕まえることができない、優良なファン層を捕まえることができる可能性があります。
ただし、Facebookのユーザー層は、年齢層が高いので、若いユーザー層に向けてアピールしたい場合は、SNSの選択を考え直した方が良いかも知れません。
外部サイトにタイムラインを埋め込めるのを利用して、お知らせなどを掲載するため
小さなお店や、クリニックなど、全面的にCMSを導入するほどのニーズがない場合、お知らせのみ、オーナーが自分で更新できるよう、Facobookページを、外部サイトに表示する仕組み=ページブラグインを使って、Facobookページと本家のページを同時に更新する仕掛けを作る方法です。
作るのは簡単、ディベロッパーページのページプラグインのページを開き、既存のページにあわせて幅や高さを入力、各設定にチェックして、「コードを取得」を押せば、既存サイトに埋め込むためのソースコードが表示されます。それを埋め込めば、タイムラインは表示されます。
タイムラインを表示しないことももちろん可能です。タブのところのtimelineというパラメーターを消せば、タイムラインは表示されなくなります。(目的とは離れますが)
少額の広告費用で、投稿の広告をしよう
Facebookページと個人ページの大きな違いは、Facebookページは、投稿1つ1つに広告がうてることです。
それも、500円から数千円、いっても1万円程度の少額から始めることができます。配信ターゲットも場所や年齢など、細かに設定することができます。
ただし、Facobook広告は、Googleの広告の様に、クリックされて課金ではなく、あくまでも表示したら課金です。かならず配信したユーザーが広告(投稿の配信)を見ているとは限りません。そこは注意が必要です。
広告をうつ、うたないに限らず、投稿にはリーチ数が表示されています。広告をうつと、面白いようにリーチ数が増えます。(桁が変わる感じ)重要なお知らせや、読んでもらいたい記事があったら、少額から実験的に始められますので、広告を試してみるのもよいと思います。オススメです。
読者のハートをつかむ記事を投稿してシェアをしてもらおう
Facobookといえば、「いいね」ですが、いいねが付くこともいいことですが、もっといいのは、記事を「シェア」してもらうことです。記事が自分の交友関係(Facebookならファン層)だけでなく、別の人の交友関係にも記事が拡散するからです。
ただし、いいねをもらうのは簡単でも、シェアをしてもらうのは、生半可な記事ではしてもらえません。いいねや、シェアが、投稿記事の拡散に影響があるのは個人ページもFacebookページも同じです。(エッジランク)
記事を拡散したければ、いいねを増やすと同時にシェアも狙う。その事で、記事そのものエッジランクが上がり、自然拡散もまた増える。そのように好循環してゆきます。
ねらって、シェアを取れるものではないですが、ファン獲得のためにも、記事づくりの意識の中に入れておきましょう。
(担当:小山智久)