書いたら読んでほしい。オウンドメディアの記事の拡散ルートを考える

せっかく書いた記事、読んでもらわないと寂しいですよね。投稿したばかりだと検索でたどり着いてもらうことも期待ができず、もっぱらSNSに頼る形になります。今回はSix apartブログのこの記事にインスパイアを受け、小さな会社ができる記事の拡散方法を考えて実践していることを紹介したいと思います。

まずは、FacebookデバッガーにOGPイメージを登録 

弊社の場合をまず紹介します。これ自体は拡散とは関係ないのですが、記事を公開したらまずやることとして、FacebookやTwitterにOGPイメージを認識してもらうためにデバッガーにURLを登録して、OGPイメージの登録を確認します。表示されなかったら、スクレイピングのボタンを押して再読み込みします。

そしてFacebookページに投稿

会社のFacebookページを作ってあるので、そこに記事を公開した旨を投稿します。投稿は、会社アカウントのTwitterにつながっていて、自動的にTwitterに投稿されます。Twitterのタイムラインがコーポレートサイトのトップにありますので、そこにも自動的に表示されます。

ここまで連携させる必要はないですが、オウンドメディアを作ったら、まずはFacebookページを作ること、会社のTwitterアカウントを作ることから始めましょう。

会社のTwitterに投稿

弊社の場合は、先ほど述べたようにFacebookからの自動投稿でしたが、本来なら、Twitterのユーザー向けにカスタマイズした投稿をしたほうがよいでしょう。あまり肩肘ばった内容でなく、投稿者の人柄が見える投稿が必要です。

そもそもフォロアーがいないと投稿しても意味がありませんので、まずは、相互フォローをしてくれそうなアカウントをフォローすることから始めましょう。また定期的に軽い話題を投稿してフォロアーが増えるように努めましょう。

Facebookの個人アカウントでシェア

スタッフ個人のアカウントで、会社のFacebookページの記事をシェアします。当然フォロアーが異なりますので、拡散範囲も広がります。問題は、個人アカウントや会社ページなどで重複しているユーザーには、何度も情報が届いてしまうこと。これはゴメンナサイしかないです。

Twitterの個人アカウントのリツイート

Facebookと異なり、タイムラインの速度が早いので、重複していても気にしないで投稿できます。できるだけ個人の感想をいれるなど、公式ツイートとの差別化をして下さい。適当なハッシュタグなどをいれると、拡散の度合いは増えるかもしれませんね。当然個人のアカウントなので、編集長が有名人だったりすると、フォロアーの数が多いので、拡散力が違うということになります。

現在950フォロアー、聞くところによると、5000フォロアーを超えると、内輪でなく一般の人にも届いてる感じがするとか。まずは2000フォロアーを目指して地道にツイートしたり、フォローしたりしてゆきたいと思います。

Google+に投稿する

Google+に「【ブログ】更新したよ!を報告します。」というコミュニティがあるので、そこに記事を投稿した旨を投稿します。Google+はSEOに効果があるという噂もあって期待しているのですが、今のところ恩恵にあずかった気はしません。 

はてなブックマークに登録

数少ない優良外部リンク先として、はてなブックマーク(はてブ)があります。スタッフにもお願いしてはてブに登録してもらいましょう。3つ以上追加できれば、新着にも表示されるとか。うちはスタッフが2人しかいないので、残念ですが、SEO対策としてやっておいて損はないと思います。ブックマークが多数取られた記事は、はてブからの流入も多くなります。

Fetch as GoogleでGoogleにインデックス登録

Googleで早く検索されるように、 Google サーチコンソール(旧ウェブマスターツール)のクロールのところにある、 Fetch as Googleで新しく投稿した記事のURLを登録します。早ければ1時間以内で検索されるようになります。

とはいえ、ビックワードで上位表示されるわけでもなく、何ページもめくったところに投稿した記事があるのを発見して喜んだり、以外なスモールワードで上位表示されるのを確認してニヤニヤしたりと、一喜一憂することになります。コンテンツの量が増えてくれば、上位表示される確率もあがるとのことですので、順位を気にすることなく、淡々と記事を増やしましょう。

社内の人に拡散をお願いする

社内の人に、FacebookやTwitterでの拡散をお願いしましょう。サトナオさんの本にもありましたが、ファンの育成はまずは社内から。意外な人が、意外な人とつながってるかもしれません。

社外の人に拡散をお願いする

少々敷居が高くなってしまいますが、自社の製品やサービスのお客様、外部の協力会社やフリーのスタッフさんなどに、SNSなどを使った情報の拡散(シェア・リツイート)をお願いできないか検討してみましょう。私は、なかなか毎回お願いするのも気が引けるので実現できていませんが、記事拡散時のメッセージに、「シェア・RT歓迎」とひとこと書いておくだけでも実現できるかもしれません。

こないだ、業界内で有名な方にたまたまリツイートされたときは、アクセスがすごくありました。フォロアー数の違いって、拡散力にすごく影響あるんですね。地道に個人のアカウントのフォロアー数を増やす努力は必要ありそうです。

メールマガジンに掲載する

メールマガジン(メルマガ)に、記事の紹介とURLを掲載する方法です。すでにメルマガを発行している場合はいいのですが、これから始めるとなると、メールアドレスの獲得のために、参考資料等の配布をおこなうなど、配信環境の整備など検討事項は結構あります。しつこいメルマガは嫌われてスルーされる傾向がありますが、まだまだメルマガの浸透率は強いです。検討してみてもいいかもしれません。

他のサイトで転載してもらう

今回の案のなかで一番、難しくかつ効果絶大なのがこれでしょう。ニュースメディアやキュレーションサイト、他のオウンドメディア、それも膨大なアクセス数をもっているメディアに転載されると、一気にアクセス数がふえます。ただ黙っていても転載はされません。記事がメディアに載せるのにふさわしい内容で、それなりにアクセス数を稼げるものでなければ、転載はされないでしょう。あまりバズを期待して釣り記事を増やしても、本来の目的から外れますので、のればラッキーぐらいに考えておきましょう。

※この原稿書いた後にトイロハというキュレーションサイトに掲載されることが決まりました。(トイロハの弊社ページへリンク

オウンドメディア内に、ランキングや新着記事一覧をのせる

外部への拡散という意味では弱いのですが、サイトへ訪問してもらった人に、さらに別の記事を読んでもらう施策です。ランキングはよく読まれている記事を10件程度、新着記事は、最新の記事から10件を表示します。それ以外にもカテゴリー別、月別のアーカイブは必須です。ランキングはランクレットのサービスが使いやすいです。


弊社の事例からはじめて、その他考えられるものをまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?ほかにはRSSを配信するとか、いろいろあったのですが切りがないのでやめました。弊社的にはメルマガを初めて見たいのですが、敷居がたかくって躊躇しています。昔発行したこともあったんですけど、もう送らないでという返信が多かったんです。自分もそうですものね。メールボックスがメルマガでパンパンです。

記事の拡散は毎回頭を悩ませています。さとなおさんの本には、最初の拡散は小さくともよい。それがシェアされて広がっていくからといった内容がありましたが、シェアされたり、リツイートされるのもそんなに頻繁ではありません。よほどの良質なコンテンツを投稿したときだけだと思います。

ソーシャルメディアへ拡散するのも、何回も投稿するわけにもいかず、毎回じりじりしています。弱小オウンドメディア同士で、記事の拡散を相互にするとか仕組みが考えられればいいのですが。なにかいい方法ないか引き続き考えてみたいと思います。

あとは読んでもらったあとの、コンバージョン(弊社の場合お問い合わせ)への誘導が難しいですね。いきなりお問い合わせというのは敷居が高いのかも。ebookのダウンロードでメルアドを取得するなど、他社の成功事例を横目でみながら、自分達のキャパでできることをやっていこうと思っています。

(担当:小山智久)