オウンドメディアと同様、最近ネットでバズワードとなっているのが、コンテンツマーケティング。いったいオウンドメディアとどういう関係にある言葉なのでしょうか?
マーケティングというからには、よりビジネスに近い言葉だとおもいますが、今一度言葉の定義を確認してみましょう。
コンテンツマーケティングとは
Google博士に質問してみると、次のような解説が表示されます。
「コンテンツマーケティングとは、見込み客や顧客にとって価値のあるコンテンツを提供し続けることで、興味・関心をひき、理解してもらい、結果として売上げにつなげるマーケティング戦略のことです。」(インフォバーンのコンテンツマーケティングより)
見込み客や潜在顧客にとって価値のあるコンテンツとは、自社のノウハウや、こだわりのポイントなど、単なる商品宣伝ではない顧客が望んでいる情報のことです。まさにオウンドメディアで発信しているような記事が、それにあたるでしょう。
結果として売上につながるマーケティング戦略とありますので、コンテンツマーケティングは「戦略」だと言うことが分かります。戦略という以上、大局的な視点から考えた、目標を達成するためのシナリオでなければなりません。
オウンドマーケティングとの関係は
コンテンツマーケティングが「戦略」とすれば、オウンドメディアはひとつの「戦術」です。
コンテンツマーケティングには、オウンドメディアだけでなく、動画や小冊子、eBook、ホワイトペーパー、調査レポート、メールマガジンなど様々なツール(戦術)があります。その中でもっとも中心となるのがオウンドメディアなのです。
ですので、コンテンツマーケティングを説明するとき、オウンドメディアを指して語られている場合が多くみられます。コンテンツマーケティングの利点を語るとき、そのほとんどはオウンドメディアの利点を語っているのと同じです。
例えば、あるコンテンツマーケティングの解説ですが、その内容は以下のようなものです。
- ウェブサイトで情報を提供することで訪問数を増やす
- ウェブサイトを訪問した人を見込み客にする
- 広告宣伝費をおさえられる
- オピニオンリーダーになれる
- 顧客に嫌われない
- 顧客とのコミュニケーションが生まれる
- 商品を購入してくれた人をリピーターに育てられる
- よい記事はネットで話題になり自然に拡散される
(イノーバのコンテンツマーケティングより、一部改変)
これらはコンテンツマーケティングの解説ですが、そのままオウンドメディアの解説としても使えます。すなわち、コンテンツマーケティングは、オウンドメディアを含んだ概念なのです。
コンテンツが重要だ
コンテンツマーケティングというぐらいですから、コンテンツが重要な意味をもちます。オウンドメディアでいうところの記事ですね。どのようなコンテンツが適切なのか考えて見ましょう。
- 直接的な商品情報ではない。(宣伝の場ではない)
- 自社のこだわりをまとめた記事
- 自社のノウハウをまとめた記事
- ハウツーなど読んで納得できる記事
- 調査資料やグラフのはいった記事
- 独自の所感や考察のはいった記事
- 速報、ニュース性の高い記事
- 世間で話題になっていることへの見解
- みんなの関心がある情報、エンタメ
(わかることより、一部改変)
まったく、自社商品の紹介がだめというわけではありません。そればっかりではいけないという意味です。機能が増えました。キャンペーンやってますぐらいの記事はむしろ積極的に投稿すべきでしょう。
ステキな関係
コンテンツマーケティングとオウンドメディアのステキな関係が理解できたでしょうか。戦略と戦術の関係にあるこの2つは、良質なコンテンツという重要なキーワードによって成り立っています。ステキなコンテンツができたら、記事として発信しましょう。そうすれば見込み顧客が、ロイヤルカスタマーになってくれる日も遠くないかもしれません。
(担当:小山智久)
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