様々な無料ブログサービスがある中で、有名人が多く使っていることから、アメーバブログ(以下アメブロ)を、オウンドメディアのプラットフォームとしたいと思った人は多いと思います。ただこのアメブロ、いくつかの問題点があり、オウンドメディアのプラットフォームとしてはオススメしません。さほどアメブロに詳しくない著者がたぶんに偏見で調べてみた、その理由をまとめてみました。

1. 独自ドメインがとれない

アメブロのURLは、http://ameblo.jp/ユーザー名/エントリーID.html となっています。すなわち、すべてのアメブロが、http://ameblo.jpの1コンテンツとして扱われます。これでは、独自のコンテンツを投稿しても、アメブロ全体に協力しただけになってしまいます。できれば独自ドメイン、最低でもサブドメインで運用できるサービスのほうが、オウンドメディアの独立性がたもたれ、SEO効果も期待できます。

2. 広告が表示される

無料ブログなのでしかたないですが、結構目立つ位置に広告が表示されます。当然、競合の広告が表示される可能性もありえます。プレミアムサービスで広告を外す機能がありますが、他の無料サービスにくらべて比較的高めなので、検討が必要です。

3.アメーバ内の回遊を進めるリンクが多い(ウザイ)

人気のブログやランキング(当然有名人が多い)、ピグに、アメーバ読者間のブログリンクなどなど、アメーバ内の回遊を勧めるリンクが多く、自分のブログからの離脱率が高いと予想されます。その一方、自分のブログ内を回遊するような、自分が書いた人気記事一覧といった機能はありません。アメブロは一種のSNSでもあるのです。

4.デザインが古くさく素人っぽい

アメブロ開始からもう何年たっているのでしょうか。ブログブームの頃のデザインのまま、機能を継ぎ足ししているため、デザインが古くさく、素人っぽいです。芸能人ブログでしたら、それが親しさの演出になるのでしょうが、いまから始めるオウンドメディアには致命傷になるかもしれません。使うならできるだけシンプルなデザインを選択するとよいでしょう。

5.記事のエクスポート機能が提供されていない

アメブロからオウンメディアをどこか別のサービスに移転しようと考えたとき、記事のエクスポート機能がないため手作業で行う必要があります。FC2ブログに、ブログ引越機能があるそうなので、それを中継して、MT形式に出力すれば、おそらくどのブログツール・サービスでも引越は可能とのこと。試したことはないですが、面倒ですね。

6.諸説あった商用利用不可というのはないらしい

2012年当時の利用規約にかかれていた、商用利用不可の文言は、2016年現在削除されています。アメーバーを利用するたのユーザーに害をあたえるコンテンツ(ネズミ講など)を禁止するという意図で書かれていたそうです。この点は一安心ですね。

そこで、Ameba Ownd(アメーバオウンド)

いくつかアメブロがオウンドメディアに向かないという点をあげてみましたが、サイバーエージェントもその辺は理解していた模様で、これらの欠点をカバーした新サービスを発表しています。Ameba Owndです。

アメブロと打って変わって、スマホ時代にあった最先端のデザインテンプレートが選べます。オンラインショップ機能もあるので、商用利用ももちろん可能。独自ドメインを使う事もできます。

無料利用には広告が配信されるということですが、現在のところ配信されていません。有料プランが発表になった時点で配信されると思われます。記事のインポート、エクスポート機能もあるので、他のブログからの引越も簡単です。

欠点というか、特徴として、背景写真や、アイキャッチ画像など写真を多用したデザインが多いので、オリジナリティを出すには写真探しに苦労するかもしれません。またデザインがシングルカラムのものが多く、オウンドメディア用にはちょっとおしゃれすぎるものが多いので、どのように活用するか試行錯誤が必要です。

まだ始まったばかりのサービスなのでどの様になっていくか分かりませんが、期待のサービスです。


無料ブログサービスは、WordpressやMovable Typeなどで構築したときに比べ、その自由度は低いですが、気楽に始められる利点があります。Movable Type.netなどであれば、月々2100円程度からはじめられるので、ブログサービスの有料プランとさほど変わらない費用で自由が手に入れられます。さらにオウンドメディア用のテンプレートもあるので、これも選択の候補に入れるべきでしょう。

(担当:小山智久)