2011年の振り返りと2012年のこれから

こんにちは、村山です。
昨年末は振り返る余裕もなかったので、年が明けてしまいましたが、2011年のキゴウラボがどんな仕事をしたのかまとめてみました。昨年は「初めて」のことが、いままでより少し多くあった年でした。

初めての書籍

5月に、代表の小山が初めて書籍(共著本)となる「ウェブデザインコーディネートカタログ」を刊行。8月には、CSS NiteとのコラボレーションでApple Store 銀座において、この書籍の刊行イベント開催しました(linkerの皆さん、原さん、技術評論社様、お世話になりました)。

12月には、このイベントが「ご縁」になってCSS Nite(Shift5)にも初登壇。書籍の執筆でもお世話になった原さんや、矢野りんさん、坂本邦夫さんという蒼々たるメンバーとご一緒させていただく機会をいただきました。

この12月のCSSNiteでのセッションはご好評をいただき、2011年のベスト・セッションにも選ばれ、さらに1月14日には2時間の拡大版として再演されることになっています。

(選出していただいた皆様ありがとうございます!)

【UI】未来を感じるものから、「電力見える化」画面まで

創業以来(というより創業前から)手がけている年賀状ソフトウェアをベースにした、新しいコンセプトでバンドル版を手がけました。また秋にはヘッドアップディスプレイ用の画面も制作。この画面が使われる環境は、まるで、現在公開中の「ミッションインポシブル」の”あの場面”に登場するものに似ており、なかなか「未来」を感じさせてくれるお仕事でした。

時事的なお仕事では、使用電力確認システムの画面制作というお仕事がありました。3月の震災による原発事故、関西では原発の定期メンテナンスの影響もあり、2011年の夏は、企業に対して25%節電が求められました。制作した画面は、全国に複数のビルや商業施設を持つビル管理会社が対象で、各地のビルの使用電力を一目でわかるようにすることと、タブレット端末画面でも見ることも想定されていたため、細かい情報をいかに整理し、見やすく作るか思案した案件でした。

【Web】3カ国語対応サイトの制作

WebではMovable Typeを利用したサイト、しかもすべてがリニューアル案件でした。なかでも中国語、英語、そして日本語と3カ国に対応したサイトを制作したのは良い経験となりました。

コピーワーク・ライティングの依頼が増えた年

昨年はライティング関連のお仕事も増えた年でした。これまではWebサイト制作の付随業務的な扱いで行っていましたが、創立記念用パンフレットの社長インタビューや、CMS製品の広報PR誌などライティング単体のお仕事の機会が増えました。

2012年のキゴウラボは…

昨年のこうした動きを踏まえて、キゴウラボの業務の一つにコピ−・ライティング業務をもう一つの柱に据え、これにあわせてサイトもプチリニューアルしました。

もともと、「伝えたいことが伝わる」こと、「見つけたいものが見つかる」ことが大切と考えてきましたが、ソーシャルメディアなど、既存のメディアサービスを利用したWebの利用がますます高まる傾向にある中で、発信したい情報を、伝えたいユーザーにきちんと届くようなコンテンツへの制作ニーズが、これまで以上に高まってくると思われます。

2012年のキゴウラボは、このような状況の中で何をご提供できるのかを考え、クライアント様が発信したいことを、もっとも有効的に伝えられる方法を、広い視点から提案し、そしてそれぞれのメディアの特性にあわせたコンテンツの制作を行うことで、効果的な情報発信のお手伝いしていければと考えています。

最後になりますが、本年もよろしくお願いいたします。