10月から始まったドラマ「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」。ご覧になっている方も多いと思います。

 女性向けキュレーションメディアでは、主人公(石原さとみさん演じる河野悦子)がファッション誌の編集者を目指しているということで、そのファッションが毎回注目されているようですが、このお話の注目点はやはり「校閲」というお仕事です。

校閲?校正?

ところで、校閲と似た言葉に「校正」という言葉があります。
この2つ、似てはいますが作業は異なります。 

「校正」は文字の誤字・脱字や表記のゆれ(例えば、「エレベーター」と「エレベータ」が本文内で混在しているとか)など、主に文字を中心に確認することです。なのでよく「文字校」という言い方もします。

「校閲」は上記以外に、ドラマでも描いていましたが、事実確認なども含めて行うことです。●●年の×月△日の天気は、執筆者が書いたとおり晴れのち雨だったのか、というところまで調べる場合もあります。ミステリー小説、特に時刻表トリックものの確認は大変だという話を聞いたことがあります。

原稿確認を外注する場合(校閲・校正の専門会社があるんです)は、校正と校閲ではかかる作業量も違うため当然料金も変わります。どこまでの確認作業が必要なのかあらかじめ発注する側が認識しておくことが必要です。

ちなみに校正漏れが多いものを「ザル校」といいます。
ざるの目から水が流れるように、ぼろぼろと見過ごしてしまうところからついた言葉です。
新人時代、「ザル校だな~」と先輩方から呆れ、時にはお叱りをうけることも幾度か。。。

それからン十年、急いでいたり、集中力を欠いていたりすると、いまだにザル校を頻発させてしまい落ち込むことがまだまだあり、戒めのようにこの言葉を目の前に貼り付けているのです。

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[校正ハ正確二]

(それでも見落としがあるのはこれいかに…)

(担当:村山ひでこ)

 ※ちなみにこの文章の中に表記揺れが1ヵ所あります。見つかりましたか?