オウンドメディアや広報誌などで取材をする機会が出てくると思います。その取材で関係者にインタビューすることになった際に、用意しておくと便利なのは取材企画書です。
取材企画書に入れる項目
インタビューを申し入れるときには、どんな取材をするのか簡単な内容を伝えて許諾を得るというのがセオリーです。取材企画書はさらにそこから一歩踏み込み、具体的にどのように取材なのか、どんな話を聞きたいのかを記載しておきます。
では取材企画書にはどんな項目を記載しておけばいいでしょうか。
以下に紹介する項目は実際にキゴウラボでも使用している取材企画書の基本的な項目です(取材内容によっては多少変更します)。
これをA4用紙1枚に収めます。参考にしてみてください。
掲載媒体
掲載するメディアのタイトルを記載します。Web媒体であればURLも記載しておきます。
掲載コーナー
インタビューを掲載するコーナーはどんな内容で展開しているのかを記載しておくと、相手も「ここに自分のインタビューが載るのか…」とインタビュー記事のイメージがしやすくなります。
掲載予定日
未定の場合でもいつ頃(2016年10月末予定とか)を明記しておくと、インタビュー相手も掲載を楽しみに待ってくれることでしょう。
取材先
取材相手のお名前。顔見知りの間柄でも書いておきましょう。
取材日時と所要時間
スケジュールにきちんと入れておいてもらえるように、はっきり明記しておきましょう。また取材の所要時間(1時間程度など)もいれておきましょう。
取材チーム
インタビューをする担当者、カメラマンなど複数いる場合は、どんな人間が何名で訪問するのか書いておくとよいです。取材先に訪問する際は、先方でインタビューをする部屋の用意などもあるからです。
取材主旨
どんな内容の話を聞きたいのか、大まかな取材概要を記載しておきます。
取材内容
ここが一番重要。当日どんな話を聞きたいのか箇条書きでいいので質問事項を書いておきましょう。インタビュー相手も、当日までにどんな話を用意しておけばいいのか心づもりができます。
聞きたい内容を大きく3~4つにわけて、その中でどんな事を聞くのか具体項目を書くと、インタビューの構成も自然とそこで共有されますし、あとで原稿を書くときもその構成に沿って書いていけばよいので書きやすくなります。
写真
当日写真撮影をする場合は、どんな撮影をするのか予定でもよいので書いておきます。例えばインタビュー中の写真を撮影するのか、別の場所で全身撮影をするのか。
また取材内容によって、関連した写真を相手から借りる場合があるとき(例えば入社時の写真とか)は、「お話の中で関連する写真がありましたら貸与ください」など記載しておくと、準備しておいてくれるかもしれません。
相手が困らないということは後で自分も困らない
この取材企画書を作っておくと、プロのライターに取材・記事執筆を依頼するときにも便利です。話が進むと、時には違う話題で盛り上がって話しが脱線していってしまうことも。取材企画書を準備しておくことで、本来の目的に立ち戻ることができ、話の逸脱を防ぐことができるのです。
またインタビューを伴わない取材の場合でも、どんな内容で取材しようとしているのかがわかるので、先方担当者への理解も早くなります。
取材企画書は、基本的には取材をするときに困らないようにするためのものですが、自分が困らないということは、相手も困らないということになります。どんな話を聞かれるのか、前もって準備をしておくことができるので、取材をスマートに進めることができるでしょう。
追記:取材企画書の汎用フォーマットを作りました。ご自由にダウンロードして利用ください。
ダウンロードはこちら
↓ ↓ ↓
(担当:村山ひでこ)
キゴウラボでは、取材・インタビューの代行をお受けしています。プロのインタビュアーが的確な内容でインタビューします。お問い合わせください。
後日追記
取材企画書は、取材内容を伝えるもので、その前に取材を申し込む時に使うのは、取材趣意書です。下で紹介している記事で詳しく書いています。テンプレートもダウンロード出来ます。合わせて読んでみて下さい
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