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対談・鼎談(ていだん)・座談会の記事作成にもう困らない

記事にはさまざまな形式があるものです。自身の経験や知見をもとに書く記事、インタビュー等を行って書く取材記事のほか、複数の人物が特定のテーマに沿って一堂に会して話し合い、それを記事にするものもあります。「対談」「鼎談(ていだん)」「座談会」です。

通常のインタビュー記事とは違い、対談・鼎談(ていだん)・座談会は、人数が多くなればなるほど、記事としてまとめるのはかなり手間がかかり、原稿作成の中でも難しい部類に入りますが、さまざまな話者が登場することで、記事内に変化がつけられ、読者を飽きさせず読ませることができるものです。今回はこの3タイプの記事を作成するときに、知っておくと便利なポイントについてまとめました。

記事の内容に応じて使い分けを

まず、「対談」「鼎談(ていだん)」「座談会」の使い分けについてご存じでしょうか。特に鼎談(ていだん)はあまり耳慣れない用語かもしれません。それぞれの意味とどんな内容に向いているか整理しておきます。

主には人数の違いで使い分けられます。

【対談】

ある事柄について、2人で話し合うこと。
テーマとなる事柄について、深くじっくり詰めていく場合に向いています。

【鼎談(ていだん)】

3人で話し合うこと。対談より人数が多いのでよりさまざまな意見を聞きたい場合に用います。

ただし、テーマの内容によっては話者の意見が2体1に分かれてしまうという構図になりやすいので、登場者の選定には注意が必要。

【座談会】

4人以上で話し合うこと。

対談や鼎談(ていだん)と異なり、人数が多いため広くさまざまな意見や考えを聞きたいときに用います。

人数が多すぎると散漫な記事になりやすいので、多くても6人までにとどめておいたほうが無難です。

また実際に話し合う場合は、鼎談(ていだん)・座談会は登場者の人数が多いことから話が脱線しがちです。そのため、進行役を設けておくと次の話題に移しやすく、また登場者の発言を引き出しやすいです。

実施するときのポイント

 ・収録は音声だけではなく映像でも

 対談は話しているのは2人だけなので、音声だけでも誰が発言しているのかわかりやすいですが、鼎談(ていだん)や座談会ともなると、音声だけではわかりづらいこともあります。後述するように、誰がどんな発言をしたのかメモをとることでその混乱は避けられますが、可能であれば映像でも収録しておくと良いでしょう。映像はスマートフォンのビデオ機能でも十分です。

・誰がどの発言をしたのか、名前と会話の頭出しについてメモをとる

後々、記事を作成するときには誰の発言かを記さなければなりません。そのためには話者と話者が発言したことについてメモを記しておきましょう。

メモには以下のことを記録しておくと便利です。

「経過時間」:収録から何分経過したころの発言かがわかることで、音声を聞き直すときにも便利です。

「発言者」:話者が誰かを記録します。名前をいちいち書いているとそれだけで時間をとられるので、頭文字にしたり、イニシャルにしたり少しでも書く時間を短縮しましょう。

「メモ」:話し始めの言葉や発言内容。資料を示しながらのときは資料の内容などを記しておきます。一番重要なのは話し始めの言葉です。これがわかっていると、あとで聞き直すときに探しやすいです。

実際には話はどんどん進んでしまうので、すべてをメモするのは困難ですが、これはあとで聞き直すときだけでなく、後述するようにデータ起こし専門会社に、発言のデータ起こし原稿を依頼するときにも役立ちます(音声データとそのメモを渡します)。そのためには、最低限、「発言者」と「話し始めの言葉」だけでもメモしておきましょう。

記事にまとめるときのポイント

 ・記事を作成する前に、データ起こし原稿を作成

基本的に人間の発言は理路整然と言っているようで、そうではないことが多いです。話題が飛びがちになり、説明しようとすればするほど余計な話題が出てきてしまうもの。特に対談等は話すテーマこそ決めているものの、インタビュー取材のような質問・回答形式ではなく、基本的にはその場で自由に話し合ってもらうので、このような傾向になりがちです。

また、音声データを聞きながら、直接記事としてまとめるのはかなり困難な作業となるので、収録した音声データはデータ起こし専門のサービス会社(※)に依頼し、発言記録原稿を作成しておくと便利です。

発言録が文字原稿として出てくることで、客観的に内容を読み取ることができ、またテーマとは関係ない不要な発言なども削除することもできるので、効率よく記事を作成できます。

※データ起こしの専門会社によっては、出張収録に対応している会社もあります。そのときは音声収録用の専門録音機を会社側で用意してセッティングしてくれます。

・データ起こし原稿はあくまでも参考に

 データ起こし原稿で不要な発言を削ればそれで記事にできるわけではありません。前述したように、人はすべての発言において理路整然と話しているようで話していない場合もあるので、読みやすいように、発言の意味を整理し、言葉を補足しないといけません。また決まった字数に収めるためにも、意味が変わらないように発言内容を短縮させるなど、ある程度、手を入れないといけない場合があります。

これはあくまでも個人的な経験則ですが、データ起こしの原稿を流用するのではなく、あくまでもデータ起こし原稿は参考までにし、新たに書き起こす位の気持ちで作成したほうが、以外と早く記事としてまとめられます。

○記事にするときは各人の発言のボリュームバランスを考慮する

鼎談(ていだん)や座談会ともなると、話者の発言回数にバラツキが出がちです。そうならないためにも、進行役がいると、まんべんなく発言を聞き出すことができますが、それでも実際にデータ起こし原稿を見ると、発言数や発言していても、すぐに話し終わってしまっている話者もいます。

記事にするときはそうしたボリュームのバランスにも注意する必要があります。発言量の少ない話者については、バラバラに発言していることをひとまとめにする(同じテーマでの発言であることが条件ですが)、または他の話者の発言を支障のない程度に削るなどで調整しましょう。

 

(担当:村山ひでこ)

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最終更新日:2018年10月 1日

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