一般的にデザインと聞けば、見た目をよくするための造形行為だと思われていますが、それはデザインの一側面を言っているだけしかありません。デザインを日本語に訳すと「設計」とか「計画」と言った言葉になります。デザインの語源となるラテン語は「Designare」(計画を記号に表す)です。弊社キゴウラボの由来はここにあります。
デザインは問題解決であること
デザイナーにデザインとは何かと聞くと、いろいろな答えが返ってきますが、そのなかで一番多いのはで、デザインとは「問題解決」であるという答えです。
お客様が抱えてる悩みであっても、自社の商品開発であっても、聞くこと、知ることで、問題の本質を捕まえ、着想し、「それって、こういう事で問題解決しないでしょうか」と、試作品を提示する。それは、デザイナーの着想力と造形力が合わさることによって可能なのです。
問題解決に力を貸してくれる職業はほかにもいます。たとえばコンサルタントや営業パーソンです。かれらもお客様の声に耳を傾け、提案書などで問題の解決策を提示してくれます。ただし、かれらはプレイヤーではない。お客様がその問題解決方法に納得したあとは、外部のエンジニアや、社内の製造部門に話を持っていって、対応させるのが仕事です。実際に、問題解決が行われてる間は、別のお客様のところにいっているでしょう。
ヒアリング、着想、試作、本番、検証すべてやるのがデザイン
デザイナーは、最初のヒアリングや調査から始め、試作品の作成、本作品の作成、納品、検証まで含めて通しで行う事が多いです。もちろん、複数のチームで作業する時は、みんなでヒアリングにいくことは出来ませんし、プログラムなどのエンジニアが関わるところは、協力スタッフにお願いすることもあります。
しかし、試作品をつくってることで、チーム全体の方向性をさだめやすくなり、リーダーはディレクションという役割で、品質とスケジュール、時として予算を管理します。
結果的にお客様の問題解決を、最後まで見とどけることができる。それがデザイナーが主体的にかかわる利点なのです。
このように、問題解決のために、着想し、試作し、本作品をつくり、検証することを繰り返しおこなう一連のながれは、「デザイン思考」という名前で、ノンデザイナーのビジネスマンの間でも使われるようになっています。経営を学ぶ大学の授業でも扱われています。
わたしたちにできること
ウェブコンサルティングや、SDGsアドバイスなど、一見デザイナーが手がける仕事ではないようなサービスがメニューに並んでますが、わたしたちの軸足は「問題解決のためのコミュニケーションデザイン」です。ホームページや広告などのグラフィックデザインやブランディングなどが中心になりますが、その延長で商品・サービス開発なども行います。
いろいろやってみたけど、経営や事業の問題可決がうまくいかないとき、本当のデザインの力を使ってみませんか。
費用
詳細は作業内容、作業量によって変わりますが、人日6万円が基準になります。
実際の費用は、ご予算や内容によって変わります。
ご相談方法
お問い合わせから、今抱えている問題を分かる範囲でお送り下さい。