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写真を一番失敗する原因、ピンぼけと手ぶれを直す。おまけにフードの話も

オートフォーカスに、手ぶれ補正と、カメラも進化して、失敗写真は減りました。それでもやはり、写真を失敗する一番の原因は、ピンぼけと手ぶれです。どうしたら失敗しないで写真がとれるのでしょう。考えて見ました。

ピンぼけを防ぐには

ピンぼけはオートフォーカスの登場で、一応なくなったかに見えます。中央にしかピントが合わなかった時代から、画面全体に何十点もフォーカスエリアがあって、手前のものに自動的にピントがあうような仕組みもできています。この多点オートフォーカス、考えているとおりのところにピントを合わせてくれればよいのですが、毎回、撮影者の意図を汲んでくれるわけではありません。

例えば、画面右端にピントを合わせたいものがあり、左端はぼかしたいと思います。カメラは(この場合デジタル一眼を想定しています)右端が作品の主題だと認識し、そこにピントをあわせて、左側がぼけるようにピントを動作させます。

ただ、主題がすごく右側にあり、中央から左にも、主題と間違うようなものがあった場合、カメラは悩んで、中央にピントを合わせることがあります。中央のほうが、優先度が高いからです。

そんなときは、フォーカスインジケーターを、手作業で移動して右にピントを合わせるか、一度、右の被写体を中央にしてピントを合わせ、シャッターを半押し(フォーカスロック)したまま、構図を元に戻すかして、考えている写真を作る必要があります。

フォーカスインジケーターを動かすのに慣れていれば、それを使うのが理想ですが、体の動きでさっとできるのはフォーカスロックだと思います。マニュアル操作しかできない時代はみんなそうしてました。ピントをあわせたい被写体を中央にすえてフォーカスロックし、ピントを合わせてから、撮りたい構図に直す、この一連の体の動きに慣れるといいでしょう。

それでもピントがぼけてしまった場合は

基本的にオートフォーカスなので、ピンぼけは無いと思うのですが、何となくピントがあってないぐらいのピンぼけなら、フォトショップのアンシャープネスマスクで修正(ごまかし)することができます。

アンシャープネスマスクとは、色や濃度の差を検知して、その部分を強調する方法です。いくつかのパラメーターがありますので、画面を見ながら調整しましょう。印刷する場合は少しきつめにかけておいたほうがシャープに見えます。ここでは、個別のパラメーターの説明はしませんが、フォトショップの専門書に詳しく書かれていますので、参考にしてください。

手ぶれを防ぐには

ピンぼけだと思っていた写真が、実は手ぶれだったということはよくある話です。ピンぼけとは異なり、画面全体がねむくぼけてしまっているのが特徴です。撮影するときに脇をしめてない、シャッターを押すときに、体まで動いてしまっているなど、いろいろ理由は考えられます。

昨今は、iPhone7にも手ぶれ防止機能が内蔵され、レンズ内手ぶれ補正や、ボディー内手ぶれ補正など、メーカーそれぞれの主張に基づき、手ぶれ補正が実装されています。だいたいシャッター速度で4段程度の手ぶれを補正すると言われています。1/250だったら、1/30で撮影が可能ということですね。

少しのピンぼけなら、先ほど紹介したアンシャープネスマスクで補正が効くといわれていましたが、手ぶれ写真は、救済の方法が在りませんでした。しかしフォトショップも進化し、フィルター>シャープ>ぶれの低減...というフィルターで、ある程度の補正ができるようになったようです。

手ぶれによるボケを補正(アドビのサイトを開く)

しかし、実例をみていただければわかりますが、緑の葉っぱの部分は手ぶれ補正しきれておらず、まだまだ実用には耐えづらい、あくまでも救済策だなというのが印象です。これにアンシャープネスマスクを組み合わせれば、小さなカットならごまかしが利くかなと言う感じでしょうか。

手ぶれより怖い被写体ぶれ 

ピントも合ってる、手ぶれもしてない、それでも写真がぼけてるときは、被写体ぶれの可能性があります。すなわち、シャッター速度が遅く、被写体を止め切れてないわけです。夕暮れ時など、暗い状態のときによくおこります。

こんな時は、シャッター速度を上げるしかないのですが、暗くなってきでは、そのままでシャッター速度を上げると露出不足になってしまいます。

そこでデジカメだから出来る方法、ISO感度を上げる方法です。フィルム時代、ISO感度はフィルムごとに設定されていて、フィルムをいれたら変更はできませんでしたが、デジカメはいつでも変更が可能です。さらに最近発売されたデジカメは、かなりの高感度にあげても写真が荒れず、実用的になりました。

カメラのISO感度設定の画面を開き、カメラにもよりますが、1600〜3200(場合によってはもっと上も可能なカメラもある)に上げてみましょう。若干写真がざらざらした感じになるかもしれませんが、その分シャッター速度を上げる事ができて、被写体ぶれを防ぐことができます。

被写体ぶれだけは、フォトショップでも修正できないと思いますので、ぜひ活用してみて下さい。

おまけでフードの話

弊社のスタッフからは、「なんでレンズには、フードを付けないといけないの? それもレンズごとに違うフードをつけるなんて面倒なんだけど。」という質問を受けました。確かにフード、望遠レンズ用となると長くってもっていくのも面倒ですよね。丸形に角形、浅いの深いの、チューリップ型など、素材も金属からプラスチックまで様々、なんでこんなに違うのでしょうか。

まず、フードを深さ(長さ)は、レンズの画角によって決まります。広角レンズは平たく浅く、望遠レンズは深く、長くなります。レンズを通して写る範囲が異なるからです。

レンズから受光素子に到達する映像は、丸い形をしています。しかし受光素子は四角形ですから、不要な部分がでてきます。この不要な部分に、逆光などハレーションを起こす不要な光があると、映像全体がねむい感じになってしまいます。角形のフードはこれを防ぐため、受光素子の形に合わせて、角形になっているのです。

チューリップ型はどうでしょう。これはズームレンズのためのフードです。レンズの画角がズームの操作によって変わりますので、設計上は、一番広角の画角になったときに合わせてフードを作る必要があります。しかし、先ほども書いたとおり、受光素子は四角形ですから、広角のときでも不要な部分はフードを長くしておくことが出来ます。そうやって、必要な個所だけ伸ばし、ズームの画角変化にあわせて設計するとチューリップ型になるのです。

レンズは、不要な紫外線を防止し、前玉(レンズにとって一番重要なレンズ)を守る「レンズプロテクター」(MCプロテクター)と、フードをつけて使うのが鉄則です。フードは、レンズに不要な光がはいるのを防ぐと同時に、撮影時にレンズをどこかにぶつけてしまったとき、レンズを守る役割も担っています。かならず、装着して撮影するようにしましょう。

(担当:小山智久)

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最終更新日:2017年5月17日

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